ラジオ これで万全?


ラジオ、どこの自治会でも災害用として備えていると思います。
災害時、停電しても、ネットが繋がらなくても、情報を得られる最強の情報機器です。
(もちろん、ネットやテレビなどそれぞれ長所・短所がありますが)

 radio


このラジオ、会館や倉庫に備えただけで安心していませんか?
もう一歩、いざという時に本当に役立つようにしませんか?


神は細部に宿る

ここでも想像してみましょう。
とても強い地震が起こりました。息次ぐ暇もない余震の中、役員が4人会館に集まりました。

誰が集まりましたか? 誰がラジオで情報を収集する係となりますか? その人はどのような人ですか?

⇒ 情報係になった人は、普段はラジオを聞かない人かもしれません(最近はラジオを聞かない人が増えています)

想像してみましょう。その人はうまくラジオを聞くことが出来るでしょうか?
どんなことが起こるでしょう? そうならないようにするには、どうすればよいでしょう?

そう、その人は普段はラジオを聞かないので、NHK第一の周波数が関東では 594kHz とは知りません。
まごまごと 1,000kHz あたりで一生懸命探しています。
強い余震の中、自治会の災害対策本部も鉄火場です。594kHzと分かっている人がいても、情報係がまごついていることに気が付きませんし、そんなことを教える余裕もありません。

どうすれば、こんな事態を防げるでしょう?
例えば、彩防災ではこんな工夫を提案しています。

radio frequency

ちょっとした細かな工夫で、いざという時、誰でも情報係をすんなり務めることができます。

これ以外にも、使おうとしたらラジオが見つからない、電池がない、壊れていた・・なんてこともありがちです。
保管方法にも工夫が必要です。
みんなでワイワイと「こんな事が起こるんじゃないか?」「こんな事もありそう」「じゃあ、こうしない?」と考えてみませんか?
 

発災直後の混乱している災害対策本部で、まごつくかスッと始められるかは大きな違いになります。
ちょっとした細かな工夫が明暗を分けるのです。
そして、従事する人のストレスが大幅に減ります。大変な時に、この効果は大きいです。

「神は細部に宿る」
さあ、いろいろと想像して、ちょっとした工夫で、備品を本当に役立つ資機材に変身させませんか?
少し慣れてくると、次から次へと色々な光景が思い浮かんで様々な工夫を思いつくようになり、楽しくもあります。
彩防災では十年以上に及ぶ備品整備の経験から、キーワードやヒントの提供で想像力が湧くお手伝いと、資機材整備のポイントや工夫をお伝えします。

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