今日は何の日 4月13日 繰り返す大火:構造的欠陥を疑う


1178年の4月13日、京都で治承の大火と及ばれる火災が発生しました。三十数町が全焼したと言われています。
この大火は次郎焼亡と呼ばれています。なぜ次郎?と疑問に思ったところ・・

先輩・長男の太郎がいました。
前年1177年に同じ京都で大火があり、安元大火 又の名を 太郎焼亡 と呼ばれています。
おそらく、翌年に治承の大火が起きた時に、1177年を太郎、1178年を次郎と名付けたものと思われます。

次郎大火では、太郎焼亡の焼け残った地区がほぼ全焼したようです。つまり2年間の2回の大火で、京都はほぼ焼けてしまったことになります。

はて、何か引っかかる?と思い出してみれば、現代の秋田県能代市でも二度の大火がありました。
1949年に市内の4割が全焼する第一次能代大火が発生。
復興が進み、1954年に復興祭を実施。
しかし1956年に第二次能代大火が発生し、焼け残り地区がほぼ全焼しました。

大火で焼け残った地区が後年に全焼する大火はままあります。
そうすると因縁話とかが噂されそうですが、因縁話で片づけずに、都市構造が延焼しやすい等の構造的な欠陥を疑うべきだと思います。


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