今日は何の日 4月11日 富士山の延暦噴火から学ぶ教訓


平安初期の800年4月11日は富士山の延暦噴火が
始まった日です。

この噴火から、いくつかの教訓が読み取れます。
静岡・山梨や南関東の方のみでなく、影響は全国
に及びますので、住民もしっかり意識してゆく
必要があります。



・最終的には2年近くも火山活動が継続しました。 ⇒ 火山活動は長期化することが、ままあります。
・当時の重要幹線であった東海道(足柄古道)は富士山に近く降灰が多かったため、埋没で使用不能となりました。この結果、富士山より少し遠くて降灰が少なかったものの、険しい山間部を通る距離の長い湯坂道に東海道を付け替えざるを得なくなりました。
・約60年後にも再び大噴火しています。現在、富士山はたまたま300年近く噴火していませんが、過去には900年間に16回の噴火が記録されており、活動度の高い活火山です。

富士山が噴火すると全国でトイレットペーパーやティッシュペーパーが危機になるかも!

1973年のオイルショックで発生したトイレットペーパー パニックはデマでした。
新型コロナ禍の最中に発生したトイレットペーパー パニックも根拠のないデマでした。
しかし、富士山南部にある富士市はトイレットペーパーの全国生産量の44%を生産、ティッシュペーパーやトイレットペーパー、タオル用紙等を合わせた衛生紙全体でも36%を生産しています。
紙を生産する抄紙機と呼ばれる設備は大型で高速の精密機械。火山灰が降ったら、まず稼働できません。
上空の風は西風が多いですが、運悪く北風で富士市に降灰すると、衛生紙が全国的に長期に不足する可能性があります。
各家庭で備蓄しておくことが、パニックを防ぐ唯一の方法です。


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