避難所には入れない!? ~ 少し考えてみませんか? ~ (2)


(その1より続く)

1.避難所の種類と目的を再確認

まずは、自治会役員や住民が「避難所」の目的や役割を理解することが第一歩と思います。
彩防災では自治会役員や住民の理解促進のお手伝いをいたします。

えっ!避難所って何種類もあるの? 近くの小学校かと思っていた・・

一般の方が使う避難先は自宅(在宅避難、自宅避難)、指定緊急避難場所、いっとき避難所、広域避難場所、指定避難所(地域防災拠点)、広域避難先(被災地の外への避難:親戚・知人宅やホテル、アパート等)があります。また、障害等で避難所生活が困難な場合は福祉避難所もあります(一旦、地域防災拠点に行ってからとなります)。

いろいろあって、わかりにくいですね・・
それぞれにどの段階で使うのか、どんな場合に使うのか・どんな場合に使えないのかなど、知っておく必要があり、住民に分かり易く広報しておく必要がありますね。

近くの小学校は「地域防災拠点」って聞いたけど、何?

皆さんが「避難所」と聞いて思い浮かべるのは小中学校や地区センター等の「地域防災拠点」のことかと思います。

ここで「地域防災拠点」の役割は
 ・指定避難所(被災者の受入れ)
 ・地域内の被害情報や救援ニーズを収集して行政に連絡
 ・救護所を開設して軽傷者の手当、重傷者は医療機関に搬送
 ・地域内に情報を発信(災害情報:デマ抑止、救援・復旧・復興の情報等)
 ・給水や救援物資の受入、配布
などを行う、地域の災害対応の中心です。

裏を返せば、自治会役員は災害時に上のようなことをする必要があります。でも何をどうやれば良いのか、戸惑いますよね・・
地域防災拠点には行政の職員も来ることになっていますが、災害直後に駆け付けられるかは分からず、発災直後は地元住民のみで運営する覚悟も必要です。
平素から何をやるべきか、一緒に具体的な想像をして考えてみませんか?



2.避難所には地域住民全員は入れない
  ⇒ 優先されるべき人がいる

全員が避難できれば良いのですが、(その1)で記したように全員が避難するのは物理的に無理です。
そのため、どうしても優先度をつける必要があります。
自宅が安全な人は自宅で生活すること(在宅避難、自宅避難)が、現実的には大前提です。

ここで、地域拠点運営委員(自治会連合役員等で構成)にとって悩ましい問題として、先着順で受け入れて満員になったら断るか、必要度の高い人を優先するか・・という問題が発生します。

実際には人それぞれの事情があって優先度をつけるのは難しいですが、地域防災拠点運営委員・自治会役員はいざという時に混乱しないように平素から原則となる優先度を考えておくべきだと思います。
域外から来訪していて帰れなくなった人、たまたま域内を通行していて行き場が無くなった人のことも忘れずに。

優先度というと難しそうですが、ある程度の原則はあります。ご一緒に考えてみませんか?


3.避難所にやって来る人数を減らす努力を

避難所には住民の数%程度しか入れないのは明らかですから、避難所にくる人の数を減らす努力を平素からするのが賢明だと思います(実はこれが一番大切な気がします)。

なぜ避難所にやってくるのか? それを減らすためにはどうしたら良いのか?
それは住民にとっても「どうすれば避難所に行かなくても助かるのか? そのためには普段何をしておかないといけないのか?」 ということにも繋がります。

これもご一緒に想像し、考えてみませんか? 考えるヒントを提供します。

2023/9/12 再構成


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